カワタツブログ

読書、歴史、音楽、旅行他、いろいろ手を出す雑記

2018年8・9月に読んだ本

 

 

 

 

こんにちは。

皆さん、台風の被害はいかがでしたか?

この記事を書いている現在、激しい風雨がようやく収まった頃なんですが、

岡山県はまた大きな川が氾濫してヒヤヒヤ。

うちも窓ガラスが割れそうな強風が吹いて慌てて窓のシャッターを締めました。

 

さて、それはともかく今日は本の話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

出会い系サイトで70人で実際に会ってその人に合いそうな写真をすすめまくった1年間のこと/花田菜々子

 

 

 

主人公というか作者の女性は、

 

ヴィレッジバンガードの店長さん。

 

本に詳しい主人公の女性が出会い系サイトでいろいろな人に出会い、

その人に合った本を紹介していく話。

 

この本はタイトルだけですごく読みたくなって中身も読みやすいしGOOD!

 

「いろいろな人に会う事は面白いし、

何かが生まれるんだな」

 

と気付かせてくれたり、また本の紹介の仕方なんかも勉強になりました。

また出会い系サイトで会う人達に本を紹介することで成長していく作者の方を見れて、

物語として面白かったです。

 

しかし次に予約してる人がいて早く読まざるを得ず困った。

「武王の門」と並行してたし、サクッと読める本でよかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽炎の旗/北川謙三

 

 

 

以前記事にした、

 

「武王の門」の続編。

 

 

tatsuyakawakami.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 舞台は「武王の門」の20年後の世界。

 

そして、

 

主人公は足利直冬の息子(足利尊氏の孫)の来海頼冬。

 

足利義満が出てくる話と聞いてたので、てっきり頼冬が義満になる話かと思いきや、

違いました(笑)

「武王の門」に出てきた都竹月王丸も出てきます。

 

しかし今回は史実に基づいた話ではなくフィクションの様ですね。

防府の戦い、検索しても出てこなかったので。

 

「宿命」を強調したい意図が見えた話。

「武王の門」とやたら関連付けた人々が出てきて、

彼らが対峙する宿命を心地良く思いました。

 

個人的には斯波家の家臣の大野武峰が好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道誉なり上下巻/北方謙三

 

 

 

 

 

 

これまた室町時代の近江(滋賀県)の大名・

 

佐々木道誉(どうよ)

 

の話。

 

道誉は面の皮が厚く図太く用意周到な印象の策士。

 

しかし実は、

 

道誉の視点で足利尊氏の物語を描いてるのでは?

 

とも思わされました。

というのも、足利尊氏が第二の主人公という位によく出てくるし、

心理や行動、性格の描写も多数。

 

 

しかし観応の擾乱の話になり直義が逃げ込んだ尊氏の館を、高師直が軍勢で取り囲んだ時、

 

 

「御所巻」だーー!!!

 

ってテンション上がっちゃいました(笑)

詳しくは亀田俊和さんの「観応の擾乱」を読んでみて下さい。

 

 

tatsuyakawakami.hatenablog.com

 

 

 

 

「滅びの歌を歌う少年」は室町時代トム・ヨーク

 

また道誉が育てている「滅びの歌を歌う少年」は、

ずっと聞いていると斬りたくなる程、人の心を滅入らせる歌声。

 

RADIOHEADトム・ヨークみたいな声?

 


Radiohead - Pyramid Song

 

今の日本にもそういうシンガーはいるし、

 

室町時代にもいた。

 

そして死が現代よりも身近な室町時代で、

この歌を聴くと、より滅入る。

 

足利尊氏がこの子供の歌を聴いて「思わず斬りたくなった」という場面もあったし。

室町時代にも鬱ソングを歌うシンガーはいたんですね。

 

 

 

 

 

 

ダジャレもある?と思うのは自分だけ?

 

あと「斯波がしばしば」とか、

 

「どう思う、道誉?」(「どうよ、どうよ?」的な意味になる)

 

とかダジャレに聞こえたのは僕だけでしょうか?

 

これも「武王の門」や他の北方さんの小説の話がクロスオーバーしてて、

武王の門の懷良親王菊池武光がチラチラ名前が出てきました。

 

 

 

 

 

 

 

8・9月で読んだ本を振り返って

 

今回2ヶ月分に渡ったのは、

8月の武王の門の記事を独立した1つの記事にし、

それ以外に8月に読んだ本は花田菜々子さんの本だけ。

1つの記事にするには文字数が足らなかったからです。

 

とにかく北方謙三さんの室町時代の小説はハマりそう。

ただ現在は別の時代の歴史小説投資信託の本を読んでて、

次回はそちらの話をまとめようと思います。

 

 それでは今日はこの辺で!