カワタツブログ

読書、歴史、音楽、旅行他、いろいろ手を出す雑記

平山優「武田氏滅亡」で描かれる、勝頼たち一族の最期がむごくて悲しい

 

 

 

 

 

こんにちは〜。


平山優さんの「武田氏滅亡」

少し前に読み終わりました。

 

f:id:tatsuyakawakami:20170531183545j:plain

 

読むのに1ヶ月くらいかかりました😅

すごく濃い内容だったので、

説明も濃い、文字数多いものになりますが、

まあ、読んでみてください😅

 

 

 

 

 

 

 

武田氏だけの視点じゃない

 

信玄の時代の駿河侵攻や、

三方ヶ原の戦いから信玄の死去。

 

さらには長篠の合戦での大敗で、

信玄以来の家臣がたくさん死にました。

 

さらにはその後の勝頼と信長・家康との領地の奪い合い

(徐々に勝頼の領地が削られていく

流れではありますが)、

さらには上杉謙信が死んだ後の、

上杉家の家督相続争いとなった御館の乱まで、

詳しく説明してあります。

 

武田だけじゃなく、

上杉、北条、徳川、織田、

いろいろな方向からの観点を絡めて武田を説明してあります。

 

 

 

 

 

 

 

750ページという新書にしては異様な分厚さ

 

ちなみにこういう分厚い本(750ページあります(笑))って、

僕は175ページ、350ページとか節目のページで、

 

「よーし、これで半分いったあ〜!」

 

とか思って読んでました。

全部で何ページあるか、読み切る前に調べるという…(笑)

 

まあ、こんなとても分厚い本を読む時、

大抵こういうページを確認する読み方をするんですけどね。

 

ラソン感覚で読む感じ。

 

坂口恭平総理の「発光」

そんな感じで読んでました。

 

 

tatsuyakawakami.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

武田氏は長篠の戦いから後、一気に滅亡に向かったわけじゃない

 

しかし、武田勝頼って、

長篠の戦いの後は一気に滅亡に向かって突き進んでいった感がありますが、

その歴史の捉え方は大雑把なもので、

意外と長篠の合戦後も信長・家康と交戦しています。

 

北条と同盟を破って戦ったり、

上杉の御館の乱に介入したり、

案外織田・徳川に反抗して、

長篠での大敗を取り戻そうとしてたんです。

 

というか、むしろ本当に最後の最後まで、

「武田が明らかに滅亡に向かってる」

って感じはしないんです。

 

むしろ、少しずつ少しずつ、

悪い方向に向かっていった、

最後で一気に滅亡、という感じ。

 

 

 

 

 

 

真田丸」に出てた武将も活躍

 

武田なので当然といえば当然ですが、

真田丸」でもお馴染みの、

真田昌幸穴山梅雪(アナ雪(笑))や、

室賀正武(だまれ小童!)

 

f:id:tatsuyakawakami:20170528231254j:plain

 

などの名前も出てきます。

真田丸の序盤がこの本のラスト間際で、

歴史的にかぶる所もありますし、

著者の平山優さんは

真田丸」の歴史考証もやってた人ですからね。

 

 

 

 

 

 

後半は一気に読み進められる

 

半分読むまではしんどかったですが、

後半は一気に怒涛の展開で、

自分でも「あれ?もうこんなに読んだ?」

と思うほどのスピードで読めました。

さらに第9章「武田氏滅亡」からはさらに加速。

 

 

 

 

 

 

 

戦国時代で負けるということは辛い、厳しい

 

ある箇所で触れられた事が、

後になって勝頼様にとって大分痛い展開だったということもわかり…。

そんでもって、

滅亡間際、家臣が次々と裏切って行く

のも辛すぎる。

ただ僕、この本読んだ後、

 

「マジでアナ雪とか小山田信茂とか殺したい」

 

とか思ったんですが、

後にある小説を読んで穴山梅雪については、

思いを翻した所もあります。

 

 

tatsuyakawakami.hatenablog.com

 

 

「勝頼様、どうにか生き延びて…」

という気持ちになりますが、

 

現実は、無残。

 

そして、大大名の武田氏でも容赦なく、

 

勝頼や家臣だけでなく、

その家族や坊主までも殺していく織田軍。

 

(なんで坊主が殺されるのか?は本を読んでのお楽しみ!)

 

戦国時代まで負けることは厳し過ぎる…。

 

今の時代は平和な時代で良かった…。

 

ランバ・ラル

 

f:id:tatsuyakawakami:20170528232538j:plain

 

「小僧、戦に負けるというのは

こういうことを言うのだ!」

 

 

 

と言って崖から落ちて自爆するシーンを思い出させられます。

 

 

 

 

 

 

 

しかも、勝頼とその子信勝、

弟の仁科信盛らは京で晒し首にされるという…。

「武田みたいな大大名でもこうなるんだから、

オレに逆らうな」と、

「信長に逆らったらこうなる」ということを示したいのでしょうが、

むごい。

 

信長ってマジで殺戮大好きですよね。

 

いや、秀吉も、政宗もか…。

 

著者の勝頼に対する熱意と、こういう面白い歴史の本が売れてるのが嬉しい

 

さらに、あとがきで著者の平山優さんの、

 

武田勝頼に対する熱意がこの分厚い本を書かせた

 

ということが伝わってきます。

 

取り敢えず少し前に読んだ呉座勇一さんの「応仁の乱」と、

 

 

tatsuyakawakami.hatenablog.com

 

 

この本、

歴史のことについてしっかり書かれた面白い本があって、

そしてその本がしっかり売れてるというのが、

なんだか嬉しいです。

こういう本、またすぐに次が出てきてくれないかな〜。

 

 

 

 

 

 

 

結論

 

  • 長いけど細かくて読んでて楽しい
  • 武田は長篠の戦いから一気に滅亡に向かったわけじゃない
  • 真田丸と絡めると楽しい
  • 後半になると一気に読み進められる
  • 戦国時代で負けるのはむごい
  • 信長って殺戮し過ぎだろ

 

 

みたいな感じです。

まあほぼ見出しの通りですね(笑)

750ページを読み切れる自信のある歴史好きの方は読んでみてください。

 

 

 

思い付いたんですけど、

書評の次回予告とかしちゃおうかなと(笑)

 次はこれです。

 

 

 

今読んでるものが分かってもらえると、

今度見てもらえる可能性が高まるかもしれない…いやどうかな?(笑)

 

それでは、ここまで読んでくれてありがとうございます!