カワタツブログ

たた見たもの。いろいろなもの。

坂口恭平「けものになること」は音楽の様にさらっと読めるけど、断片的な映像を想像させられるのが楽しい

坂口恭平総理の「けものになること」、読み終えました。

 

f:id:tatsuyakawakami:20170416225615j:plain

 

 

けものになること

けものになること

 

 

 

ようやく、2月に買った本を全部読み終えました…(笑)

 

「現実宿り」に続き、「音楽のように聞き流す」流儀の、

言葉の羅列による快感をなんとなく聞き流す小説になっていますね。

しかし、今回は「現実宿り」より想像がしやすくなっているような。

文字から想像をしてしまうと、

流せなくなって頭がこんがらがってしまうのですが、

そこはやはり小説というものを読む時の、

クセ(というか当たり前のことではあるのですが)で、

どんな風景かを想像してしまうんですよね。

しかし、言葉をさらっと流して読んでいく内に、

自然と想像ができるような、そんな感じです。

 

かなりカオスですが、

人間の脳味噌っていろいろと考えていることが混ざってカオスな思考を持っているものだと思うので、

カオスではあるものの、坂口恭平総理の頭の中を覗き込める様な感覚を、読んでて感じます。

 

あまり本の内容を考えてはいけないのです。

音楽の様に聞き流す。

言葉が整然としてなく、それでも心地よく感じられるのは、

テクノとか電子音楽の様に、形はない様であって、

ただひたすら心地良い要素を詰め込んだものであるから。

…とか書いたのですが、よく考えたら全ての音楽がそういう風な感じではありますね。

 

しかし、自然と想像してしまうのもあって、

野球選手とか、リン・ハーとか、1730年のマイルス・デイビスとか、

1番印象的なのが、

中国人の双子がコンビニのレジをやってて、

2人で1人の動きをして、

次のお客さんを名前で呼んで、

(なんとなく僕は「春日一郎」って呼んだんだと思ったんですが、

他に読んだ人はどんな名前を思い浮かんだでしょうか?)

そこでレジしながらコップに日本酒をついで乾杯をし始めること。

そういうのが宇川直宏さんのVJの様に唐突もなく浮かぶ所もあります。

 

 

 

 

 

 

 

あと終盤にやたらと坂口恭平総理の電話番号が出てきますね。

(恭平総理は「新政府いのちの電話」(今は違う名前でしたっけ?)と称して自分の携帯電話の番号を公開しています。

ウィキペディアにも載っているという(笑))

この電話番号は「死にたいと思っている人が緊急的に避難するための電話」なので、

もし死にたいと思ってる人は電話を!

って前にも書きましたが。

 

 

tatsuyakawakami.hatenablog.com

 

 

あと恭平総理はまた新しい本が出る様ですね。

今年に入ってもう3冊。

ペースが速いな〜。

 

 

しみ

しみ

 

 

 

しかし、溜まってた積ん読本を読み終えて、

今、次は何を読もうか?

という感じです。

頭を休ませるために少し読書を休んでもいいかもしれませんが。

 

ではこの辺で失礼します。

読んでくれてありがとうございます!