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カワタツブログ

読書、歩く事、音楽など日常身の回りにある物を。

森村誠一「忠臣蔵」を読んで思ったこと

こんにちは。

 

今日も歴史小説ものの記事になってしまいます…(笑)

 

 

tatsuyakawakami.hatenablog.com

 

 

tatsuyakawakami.hatenablog.com

 

 

 いつもは月ごとに読んだ本を何冊かまとめて紹介するのですが、

今月は「忠臣蔵」上下巻だけで一ヶ月取られてしまいました…(笑)

上下巻2冊だけですが、すごく分厚かったんですよ。

それぞれ普通の文庫本の倍ぐらいの分厚さがあって。

すごい情報量でした。

 

 

 

 

 

 森村誠一忠臣蔵」上下巻

 

忠臣蔵[上] (徳間文庫)

忠臣蔵[上] (徳間文庫)

 

 

 

先月赤穂に行ったので、

 

 

tatsuyakawakami.hatenablog.com

 

 

(順序が逆ですが)森村誠一さんの「忠臣蔵」を読んでみました。

ネットで忠臣蔵を題材にした小説はどれがいいかと検索していたら、

森村誠一さんのものがいろいろ調べられてて、

背景がすごくよく分かっていいとのことだったので、

この小説にしました。

森村誠一さんってサスペンスとかそういう小説を書いてる人だと思ってたので、

歴史ものを書いてるのは意外でした。

取り敢えず、

 

表紙はすごくカッコイイ

 

と思います。

 

 

 

 

 

元禄期の文化や政治が多分に関わってくる

 

で、内容はというと、

将軍綱吉が発した生類憐みの令とか、

井原西鶴が出てきたり、

赤穂塩と吉良上野介の饗庭塩(あえばえん)との対立とか、

とにかく登場人物がすごく多かったりとか、

いろいろ「これがどう討ち入りと関係してくるの?」と思うんですが、

 

あ!これとこれはここで繋がるんだ!

 

と後で思わされる事が多くて、

本当にすごくよく調べられてるんだな〜と思わされます。

 

上巻読むだけで半月位かかっちゃったんですが、

これは上巻で討ち入りが起こるまでの背景が細かく、

カギカッコとかがあまり無く解説されているため、

読むのに長い時間がかかってしまったんだと思います。

しかし、上の様に上巻で「何のために説明したの?」と思う様な事項が、

下巻で収束されているため下巻はスイスイ読めました。

 

すごくたくさんの資料を基に調べて話が作られている

 

しかし、討ち入りの前、恋人や家族や親兄弟と別れるシーンがあるのはグッときますね。

(一番分かってもらいやすい表現が「グッとくる」なんですが、

何かもっといい表現方法はないものか?)

一人一人の行動や生活を細かく描写されているため、

気持ちが伝わってきます。

 

しかし、やはり、登場人物が多いのが難点。

「○○は××と関係があって〜〜をした人で〜」とメモを取りながら読んだら分かり易かったかな?

風呂で読んでいるんでやりにくいんですが。

登場人物一人一人がどういう人物だったか、

出てくる人が多くて忘れてしまうんですよね。

しかし、討ち入りの場面に今まで張られた伏線が急に加速して収集されだして、

ものすごい加速度でめちゃめちゃ面白くなります!

 

 

 

 

 

かっこいいのは赤穂浪士だけじゃない

 

個人的に好きなのが吉良方で上杉家の山吉新八郎。

色部又四郎から大石蔵之助の赤穂での居場所を調べてあわよくば暗殺、という指令を受けていたのですが、

大石を見張っている内に大石に魅せられ共感していき、

赤穂浪士を助けたりしたのに、

討ち入りの時には赤穂浪士複数人と1人で斬り合って壮絶な最期を遂げる…というもの。

「これぞ上杉!」という侍ですね!

というか、赤穂浪士も吉良側もよく戦ってて、

読んでて感動する。

「世間的には悪者の主人だったが、

家臣や民には優しかった」

とか思って主君のために死に物狂いで刀を振るう吉良側侍達にも涙もの。

しかも、剣が得意でない者まで。

 

家族を思って死に臨む赤穂浪士切腹が辛い

 

さらには「もしかしたら46人の赤穂浪士切腹しなくてもいいんじゃね?」

なんて思わされる所は真田丸

「もしかしたら豊臣が徳川に勝てるんじゃね?」

と思ってしまう所と近い部分がありますね(笑)

いや、もう本当に、死んでほしくなかった。そう思わされて。

切腹を申し付けられる前の少しの間、綺麗な夕焼けを見て、家族の顔を思い出して、

死に向かう心が緩んでしまう。

切ない。

そして、みんな残された家族を思って切腹して果てる。

そんな彼らに触発されて江戸市民の世論が幕府に反抗する心となって、

高札を燃やしたり、

幕府の犬小屋(生類憐みの令によるもの)の犬達を斬り殺すなど、

(犬好きなんでこれは複雑でしたけどね…(笑))

幕府への反抗に繋がる。

で、さらに討ち入りの時代に勢いがあった人達のその後なんかも書かれていて、

人の世の浮き沈みも描かれていました。

 

 

結論

 

上巻は討ち入りのシーンのための伏線が膨大なため、

読むのがしんどいけど我慢して読め!

下巻の討ち入りのシーンにその伏線が集約されて涙もの。

 

で、出来ればたくさんの登場人物一人一人の感情を汲んで欲しいなあ、

という思いです。

取り敢えず僕は、

もう一度赤穂の大石神社に行かなければならないかな…(笑)

 

それでは今日はこの辺にしたいと思います。

読んでくれてありがとうございます!