カワタツブログ

たた見たもの。いろいろなもの。

蘇我入鹿がかっこいい!荒山徹「白村江」

 

 

 

 

こんにちは。

すごく暑いんですけど、

その分外で動きやすいですし、

夏の楽しみにしてることもたくさん迫ってきて、

「やはり夏は楽しいものか」

と実感してる最近の私でございます。

 

ただし、無理せずクーラーはつけてます。

しかし、ちょっと思ったんですけど、

「クーラー」って言い方ってやっぱりちょっと古い言い方なんですかね?

最近気になって。

「エアコン」がベストなのか。

「冷房」はちょっと固い気がしますね。

 

まあ、それは置いといて、

荒山徹さんの「白村江」を読み終えました。

 

 

 

 

 

 

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なぜこの本を読んだ?

 

少し前から歴史のライティングの仕事をもらってるのですが、

白村江の戦い」のものをやらせてもらって。

 

wondertrip.jp

 

これを書く過程でいろいろ本を読んだりしてる内に、

ある程度この戦争についての知識がついて、

その上でこの本を読んだら、

理解がよく出来て、

すごく面白かったんですよね。

 

ただ、調べたことと、

この小説の内容と、

結構違った感じでしたが。

ただし、歴史の背景的に矛盾はしていない感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白村江の戦いとは?

 

一応「白村江の戦い」について軽く説明しておきますと、

 

中国は唐、

朝鮮半島高句麗新羅百済の時代で、

倭国(日本)は大化の改新で、

中大兄皇子中臣鎌足蘇我氏を倒して権力を握った時代。

朝鮮半島の3国は戦争を繰り返していました。

しかし、新羅と唐が手を組んだことで、

勢力のバランスが急激に変わり、

百済新羅と唐の連合軍に滅ぼされます。

百済の遺臣・鬼室福信は百済再興のために、

倭国が人質に取っていた百済の王子・豊璋の返還を要求。

中大兄皇子璋を送り、

さらに朝鮮半島倭国軍を派遣。

しかし、白村江で唐・新羅連合軍の前に倭国百済連合軍は、

ボロ負けしてしまうのです。

 

という感じで、ほぼこの小説もこの辺りの話です。

 

ここから多少ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蘇我入鹿が魅力的!

 

主人公が3人くらいいるんですが、

百済の王子・璋、

蘇我入鹿

新羅の執政・金春秋。

 

みんな素敵に描かれているんですが、

最初、蘇我入鹿が魅力的なのが意外でした。

明智光秀今川義元石田三成も実は魅力的なんですがね。

 

途中、入鹿とイルカが一緒に泳ぐシーンがあって、

しかも「入鹿の名はイルカきら付けられたんだ」と。

それは流石に史実じゃないだろ…?と思いつつ、

「ここは笑うとこなのかな…?」と思いました(笑)

しかし、それが海のど真ん中を航行する船がイルカの群れに会い、

入鹿が海にザッパーンと飛び込んで、

イルカ達と共に泳ぐというシーンなんですが、

とにかく入鹿が魅力的に描かれていて、

印象的なシーンでした。

 

普段から体を鍛えてて、

頭も切れる、そして野望もある政治家という所。

信長の野望天翔記だったら、

政治・戦闘・智謀、すべて高いでしょうか(笑)

 

なので、逆に入鹿が葛城皇子中大兄皇子)と、

中臣鎌子鎌足)に暗殺された時はすごく嫌でしたね。

というか、葛城皇子も鎌子もすごく嫌なやつに描かれてました。

やっぱり、歴史の勝者って基本嫌な人なんですかね〜。

(僕は家康も嫌い)

とりあえず僕はこれから蘇我氏びいきになるかも…(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと史実と違う…しかし、違和感ないのがお見事!

 

しかし、白村江の戦い本戦に移ってからが少し史実と違うんですよね。

まあ、あまり細かいことは言えませんが、

どうなんでしょう?

これって史実通りなんですかね?

「小説だから史実じゃなくてもいい」ってのはありますが、

史実に背かない様に史実と違う結果になってる、

っていう感じなんですよね。

とりあえず、違う結末にうまく背景を合わせるのが非常に上手いですね。

 

あと、最後の方は「豊璋、倭国に戻っちゃえよ〜」

とついつい思っちゃう展開でした。

 

 

 

 

 

 

最後に

 

というわけで、

歴史が好きで、

戦国時代や幕末以外にも興味がある人にオススメしたい本です。

僕的には、

 

豊臣秀吉よりも前に、

日本は同じ大規模の軍を朝鮮半島に送って戦ってたんだ!

 

この戦いの後、性格の悪い中大兄皇子律令政治を唐から取り入れ、

「日本」という国号を使い始めるんで、

歴史的意味のある戦いでもあるんですよね。

まあ、とりあえず歴史小説として楽しんでもらいたいです。

 

それでは、今日はこの辺で失礼します。