カワタツブログ

読書、歴史、音楽、旅行他、いろいろ手を出す雑記

高橋直樹「五代友厚」で読めるのは欧米列強視点の明治維新と、幕末のイギリスに地下鉄があったこと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史のライティングの仕事が打ち切られて暇になった分、

ブログに費やす時間が増えて、

滑り込むように今月の記事は9本目に。

 

でもって、読書の方も順調で、

久々に小説ばっかり読んでて、

この本を読みました。

 

 

 

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「あさが来た」でディーン・フジオカが演じたことで有名

 

五代友厚といえば、

NHKの朝のドラマ「あさが来た」で、

ディーン・フジオカが演じて、

その後ディーンさんが売れに売れたことで知られてますね。

 

 

 

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良い写真ですが、小さかった…。

ちなみに、「あさが来た」の主人公のモデル、

広岡あさ子さんも少しだけ出てきます。

実際はそんなに関わりはなかったんですかね。

ドラマや小説などの創作物にはよくある話ですけど。

 

 

 

 

 

 

五代友厚とは?

 

薩摩藩士で、

維新前は薩摩藩の武器を、

グラバーなどの外国人から調達したりする役目を持っていた人。

早い内にイギリスに洋行したり、

琉球と取引をしていた父の影響か、

外国に行くことが非常に多かった人です。

ただ、英語が喋れたわけではなく、

通訳は堀壮十郎にまかせていたようですが。

 

維新後は新政府に仕えた後、

「これからは大阪だ!」

と大阪に造幣局を作ったり、

今の大阪を作った人とも言われているみたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五代友厚が維新後の大阪に目を付けた理由は?

 

ちなみに、

 

「何でこれからは大阪なの?」

 

と思った人もいると思いますが、

長州の軍学者大村益次郎

 

戊辰戦争の後、

これからは中四国や九州などで、

戦争が起こる可能性が高い」

 

と、予言めいたことを言ってて、

実際に熊本で西南戦争が起こります。

その時、

 

戦争のための物資が集まる基地は大阪

 

になるということ。

五代はそれを見越していたということですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大河ドラマの予習にはあまりならない?

 

読んでる途中で、

 

「あ、五代さんは薩摩藩士だから、

もしかしたら大河ドラマ西郷隆盛』の予習になる?」

 

と思ったんですが、よくよく考えたら、

この小説、西郷さんはちょいちょい名前が出てくるくらいなんですよね。

大久保利通はよく出てくるんですけど。

 

それに、五代友厚はよく上海とか海外に行ってて、

日本にいた時も長崎とかによくいたみたいだから、

西郷隆盛と会うことは少なかったんでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倒幕までの流れを欧米列強を絡めた視点で見ることができる?

 

しかし、逆にこの話は、

五代の視点、つまりは欧米列強と日本との関係から見ることができるんです。

むしろ、国内の大筋の話は、

他人ごとのように語られているような。

個人的に面白かった所は、

 

薩摩と長州が幕府よりも新しい武器を買えているのは、

ただ早く知っただけ。

 

幕府のバックにはフランスがいるのだから、

もう少し鳥羽伏見の戦いのタイミングが遅ければ、

幕府に最新の銃や大砲があったかもしれず、

そうなると薩長が勝ったかどうかはわからない。

 

戦争というものは武器が相手より優れていて、

指揮官がそれなりに指揮できれば、

そこで決まるもの。

 

と色を変えた所が少し長くなりましたが、

これがこの本を読んで考え方が変わった所です。

 

大政奉還の辺りで、

 

「できるだけ早いタイミングで戦争に持っていかないと、

幕府に武器の面で追いつかれてしまう!」

 

と焦る五代が印象的。

この時代、この点で、

欧米列強と絡めた視点で日本の政局を見れた人って、

五代以外にはいなかったのではないでしょうか?

 

維新後になってからは、

大阪の、割とギリギリな商売の話が多く、

(まだこういう近代的な商業を日本で立ちいかせるには、

汚いやり方も必要だった、という話)

あと結構維新前に活躍した人がバタバタ死んでいくんですよね。

 

維新後も面白かったんですが、

個人的には維新前の話が面白かったかなあ。

 

 

 

 

 

 

幕末の日本と欧米列強とは技術の差が格段にあった?

 

 

この本の中で個人的に衝撃的な事実があって、

 

五代が洋行した幕末のイギリスで、

地下鉄が走ってた

 

ということ。

僕が電車好きというのもありますが、

当時のイギリスでも実験的だったみたいで、

蒸気機関車だから駅でたびたび火災が起きていたみたいです。

 

でも、当時の日本には鉄道も全く走ってなかったわけで、

それだけ技術の違いがあったわけですよね。

 

まあ、これでこの後明治政府は、

どうにか欧米列強に追いつこうとしたわけで、

それだけ差を付けられていたわけ。

300年間鎖国して眠り続けたツケは大きかったんですね。

 

 

 

 

 

 

 

11月前半はブログに力を入れたい

 

とまあ、結構文字数書けたので、

こんな所にしておきます。

11月前半は忙しそうですが多少スキマはありそうなので、

しばらく空いた時間はブログに費やしてみましょうか。

ネタがあれば良いんですけど、

まあ、絞り出してみましょう。

 

それでは、今回も最後まで読んでくれてありがとうございます!